キャラクターものの傘や、好きな柄のレインコート、長靴…。
かっこいい!かわいい!など、見た目だけでお子さんのレイングッズ(雨具)を選んでいませんか?
しかし、雨の日に子どもたちを安心して学校へ送り出すためには、安全を考えたレイングッズ選びが重要です。
とはいえ・・・
小学1年生でまだ通学に慣れてないから、雨の日は特に心配…
子どもの傘のサイズって、どうやって選べばいいの?
適当に買っちゃってたから不便だった!買い換えたい!
上記のような思いを抱えている方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、小学生向けの雨具の選び方や注意点と、それに基づいて選んだ安心&安全なおすすめのレイングッズをご紹介します。
小学生のレイングッズ全般の選び方について
通学路には自動車も通り、危険がいっぱい!
セコムのHPにこのような記載を見つけました。
雨が降ると、自動車の事故も多発します。路面が滑りやすいため、ブレーキが利きにくくなることに加え、視界が悪く、歩行者の発見も遅れる傾向にあるようです。
早めのブレーキを促し、交通事故を回避するためにも、子どもの存在をドライバーにしっかりと認識してもらうことが大事。なるべく目立つ色の傘やレインコートなどを着用させることをおすすめします。
薄暗いときに視認性が高い色は、黄色や白。遠くからでも非常に目立ちます。男の子は、黒っぽい色、青や緑といった色を好む傾向がありますが、雨模様の空の下では、非常に見えにくい色です。
また赤は目立つ色のように思えますが、実は暗いところでは同化しやすいので、事故防止にはあまり適した色とはいえないかもしれません。
視認性を高めるなら、なるべく白に近い淡い色や、明るい黄色を選ぶほうが良いといえます。
また、リフレクターをつけることも有効です。傘やレインコート、長靴などに貼れるタイプのリフレクターもありますから、ぜひ活用してください。ランドセルからぶら下げるタイプのものは、傘で隠れてしまうこともありますから、雨の日対策としてのリフレクターを別に検討しましょう。
<中略>
傘やレインコートは、体に合ったものを選ぶことも大切です。大きすぎると視界が狭くなり、そのぶん危険が増します。
セコムHPより引用 https://www.secom.co.jp/kodomo/p/20130610.html
まとめると、小学生(子ども)向けのレイングッズを選ぶときには次の視点が必要です。
- 子どもの存在をドライバーにしっかりと認識させるため、
目立つ色の傘やレインコートを着用させる。
〇明るい黄色や白、白に近い淡い色
×青や緑など黒っぽい色、赤 - 傘やレインコートは大きすぎると視界が狭くなって危険が増すため、
体に合ったものを選ぶ。 - リフレクターをランドセルに付けても隠れる可能性があるので、
傘やレインコート、長靴に貼ってつける。
以上をふまえて、子どもさんが事故にあわないよう、適したレイングッズを選びましょう。
小学生の傘の選び方
小学生の通学に最適な傘を選ぶためには、注意するべき点がいくつかあります。
サイズ感や、手開き式にするかジャンプ式にするかなど。
また、あると便利な折りたたみ傘のことや、思わぬ事故や破損を防ぐために気を付けることについても、ここでお話しします。
傘のサイズについて
そもそも傘のサイズはどこで測るものなのか、そして、小学生にはどのサイズの傘が合うのかをご説明します。
傘のサイズ表示のしくみ
傘のサイズ、50cmとか58cmとか書いてあるのはどこの長さかご存知でしょうか。
実は上の図の矢印の部分である、親骨の長さなのです。
持ち手から石突までの長さなどではないんですね。
傘のサイズ選びの目安
たとえば楽天のLINE DROPSさんという傘メーカーのショップに、身長と傘のサイズの表が載っています。
参考: LINE DROPS楽天市場店
ここでは身長に対する最適な傘の大きさが細かく分けて書かれていますが、子どもの成長は早いため、そんなにしょっちゅう買い換えていられないはずです。
そこで、ざっくりまとめてみたところ、
低学年(身長105~120cm)
→50cm
中・高学年(身長120~140cm)
→55cm
これより背が高くなったら
→58cm
であれば大丈夫なようです。
また、傘の張り方には深張りと浅張りとがあります。
同じ親骨の長さの傘でも形が違うのです。
深張りはかわいらしいですが、小学生はランドセルを背負っていることが多いはずなので、浅張りのものを選びましょう。
先ほどのLINE DROPS楽天市場店のアンブレラ・マスターさんが解説してくださっているYouTubeがありましたので、貼っておきますね。
(サイズについては開始後1:43くらいから始まります)
小学生には手開き式の傘とジャンプ傘のどちらを買うべきか
みなさん就学前は手開き式(手動式)の傘を使われていたと思いますので、使い方には慣れているでしょう。
小学校入学時にジャンプ式に変えた場合、傘によっては、開け閉めに少し力やコツが必要な場合もあります。
また、けっこうな勢いで開くため、まだ周りに配慮ができないお子さんですと、お友達をけがさせてしまう可能性もあります。
このような観点から、わたしのおすすめは、特に低学年の間は手開き式です。
しかし、娘が入学式で交通安全協会からもらってきた傘はジャンプ式で、問題なく使っていました(すぐに壊れたけれど)。
なので、ジャンプ式が絶対ダメということはありません。
お子さんの特性に合わせて選ばれるとよいでしょう。
小学生におすすめの傘
傘ひとつとっても、いろいろな着目点や注意点がありましたね。
加えて、露先や石突のような先端部分が細すぎるデザインのものはやめておいた方が無難です。
また、傘をさすときに持つ部分が「安全ろくろ式」ですと、指を挟みにくく安心できます。
これらを満たした傘を楽天市場で探してみましたので、参考にして頂けると幸いです。
(※黄色や明るい色のものを選んでくださいね!)
折り畳み傘もあると安心です
急な雨には、学校に置き傘があると安心。
でも、傘入れのスペースは限られているので、雨の日に傘を持っていくと、2本も立てられない!なんてことに…。
子ども向けの折り畳み傘も売ってあるので、お天気があやしい日には持たせましょう。
小さな傘で大きな安心が得られます。
なお、折り畳み傘には「使ったあとどうするか問題」がつきものです。
広げて干すわけにもいかないけど、小学生がびちょびちょの傘をきれいに折りたたんで袋にしまうのなんて、ほぼ不可能・・・。
でも、次にご紹介するようなトートバッグ付きのものであれば、きれいにたたまなくてもホイっと袋に投げ入れるだけなので簡単です。
娘も便利に使っていました。
以下にトートバッグ式傘袋付きの折り畳み傘をいくつかピックアップしてみました。
(※黄色や明るい色のものを選んでくださいね!)
傘の思わぬ事故や破損を防ぐために気を付けること
安全に配慮して傘を選んでも、使い方が間違っていては、思わぬ事故や破損を招きかねません。
たとえば、国民生活センターのHPに折り畳み式ジャンプ傘の事故に対する注意喚起の記事が載っています。
参考: ジャンプ式折りたたみ傘の事故に注意-飛び出した手元が顔や身体に衝突し重篤なけがをすることも-
また、同HPに意外な傘の壊れ方が載っています。
参考: 開いた傘の取っ手を持って素早く左右に回転させると中棒が破損することも(相談解決のためのテストからNo.101)
このように、物によっては事故や破損につながるので、子どもさんには(大人も!)気を付けて使ってもらうようにしましょうね。
小学生のレインコートの選び方
レインコート(合羽/カッパ)やポンチョは、学校が家から遠いとか、よほど風雨の強い日以外、実はあまり出番がないかもしれません。
とはいえ、遠足の時の持ち物に雨具と書いてあったりもするので、念のために持っておくと安心です。
また、学校によっては、低学年の間は傘を禁止しているところもあるとか。
では、どのようなものを選べばよいか見ていきましょう。
小学生にはレインコートとポンチョのどっちがいいか
袖があるのがレインコート、ないのがポンチョです。
レインコートにもポンチョにも、それぞれメリットやデメリットがありますので、表にしてみました。
レインコート | ポンチョ | |
---|---|---|
着脱のしやすさ | △ | 〇 |
全身の濡れにくさ | 〇 | × |
通 気 性 | × | 〇 |
一長一短ですが、ポンチョは傘を持った時にめくれてしまうという難点があります。
個人的にはレインコートの方がおすすめです。
レインコートのサイズの選び方
ほとんどの小学生はランドセルやリュックを背負って通学するし、冬は厚着もします。
成長も早いため、2サイズほど上を買っておくと長く使えるでしょう。
しかし冒頭でも述べたように、あまりに大きいのも考えものです。
動きづらくならない程度にしましょう。
ランドセル対応のレインコートの着方はこれが正解
ランドセルを背負うことを考慮して作られたレインコート(ランドセルコートとかランドコートという名前もあるらしいです)。
通学にはこちらを使用すると思いますが、特に低学年だと自分で脱ぎ着がしづらいようです。
何かコツはあるのでしょうか?
やり方は2通りあります。
やり方 その1
- ランドセルを背負う
- レインコートを、背中を自分に向けて持つ
- 左手を少し前に出してひねり、左腕の中に手首の少し先まで入れる
- 左腕を前斜め上に出しつつ、右腕を左腕の下に入れていく
- ひねってばんざいするみたいなかたちになる
- 両腕をきれいにおさめる
ようは、マントみたいにヒラッと風の力を利用するようにして着るのです。
周りに人がいないか確認してからやるよう伝えましょう。
やり方 その2
- ランドセルを背負う
- 首を自分のほうに向けて持ち、左腕を通す(この時、右手で持っている方の袖に通すので、クロスするみたいになります)
- 左腕を曲げ、左肩あたりを左手で持つ
- 左ひじを少し挙げつつ右腕を挙げ、頭の後ろから回すようなかたちで右手で左手の手前の布をつかむ
- 右の方にひっぱって寄せていく 右腕を通す
こちらの方がやり方その1より静かに着られるので、すでに濡れているレインコートを着るのに向いているかもしれません。
文章で書くと難易度が高そうに見えますが、大人なら普段からふつうにやっている動作です。
あまり難しく考える必要はありませんが、1年生になる前に何度か家で練習しておくといいですね。
それか、教室でお友達とわいわい着せあいっこするのも楽しいかも?!
小学生におすすめのレインコート
ランドセル対応で、撥水生地や防水仕様のものから選んでみました。
(※黄色や明るい色のものを選んでくださいね!)
↑ポンチョですが袖に工夫がしてあります
↑これ、めっちゃかわいい!
小学生の長靴の選び方
とにかく小学生はぐんぐん大きくなるので、足のサイズも変わるのが早いです。
だからといって大きすぎる長靴(レインブーツ)は、つまずく危険があったり歩きにくかったりします。
おすすめは、少し大きめを買って中敷きを入れること。
これなら履ける期間が延びます。
長靴のサイズは高さも考えよう
足のサイズに合わせるのも大切ですが、意外と盲点なのが、長靴の高さ。
娘は入学当時、無印の長靴を使っていたのですが、靴箱の高さより高かったため、無理やりななめにねじ込むしかありませんでした。
入学説明会の時など、できれば事前に靴箱の高さを測っておけるといいですね。
小学生におすすめの長靴
高さが低めのものを選んでみました。
(※黄色や明るい色のものを選んでくださいね!)
まとめ:小学生の通学向けレイングッズの選び方
ここまでいろいろと見てきましたが、
レイングッズは
- 目立つ視認性のよい色
- 体に合ったサイズ
を選ぶのが肝心だということがおわかりいただけたと思います。
さらに傘・レインコート・長靴にリフレクターがあると、なお安心ですね!
お子さんが雨の日にも安全に楽しく通学できるようなレイングッズを購入しましょう!
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